学術集会
日本地域共生ヘルスケア学会 第2回学術集会 
~認知症のACPとスピリッチュアルケア~
      日本地域共生ヘルスケア学会
第2回学術集会 
~認知症のACPとスピリッチュアルケア~
      テーマ『認知症の人の意向を尊重した医療・ケアの提供とACP・スピリッチュアルケアの実践をめざして』 
			会 期:令和4年9月23日(金曜日・祝日)
			会 場:兵庫大学(兵庫県加古川市平岡町新在家2301)
			学術集会大会長:長尾 光城(兵庫大学大学院看護学研究科教授・看護学部学部長)
			 抄録集(PDFファイル)準備中
 抄録集(PDFファイル)準備中 
      
第2回日本地域共生ヘルスケア学会・第2回学術集会開催にあたって
第2回日本地域共生ヘルスケア学会が兵庫大学におきまして9月23日に開催されます。ここ兵庫大学で皆様の参加を楽しみにしています。
令和3年5月に誕生しました日本地域共生ヘルスケア学会は、歩みを始めたばかりです。本年3月12日に1回目の学術集会を開催して、まだ日もたっていない中での9月開催を企画しました。
超高齢社会に突入している我が国では、高齢者人口の増加に伴い、いわゆる「多死社会」を迎えています。
誰しも自らが望むような人生最後を迎えたいものですが、医療の現場ではその実現がむつかしい場面によく遭遇しています。
そもそも、ご本人の人生観、人生の最終章の迎えかたの望みがわからないことが多いのが現状です。生死を左右する、生命維持装置の使用や、侵襲の強い検査や治療を受けるか否かの判断を、その時点で高齢者の意思表示が出来ないケースが多く存在します。
近年、欧米を中心にこの課題に対応するために人生の最終段階に至る個人の意思を尊重しつつ医療・ケアの意思決定を支援する具体的な方途として、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)に注目が集まっています。
また我が国の認知症の有病率の将来推計(久山町研究による)は2012年(平成24年)の各年齢層の認知症有病率が一定と仮定した場合19%、さらに糖尿病有病率の増加により上昇したと仮定した場合20.6%と推定される。すなわち2012年の認知症の有病者数462万人(筑波大学発表の研究報告)に当てはめると、2025年(令和7年)にはそれぞれ675万人、730万人と推定されます。この認知症問題は避けて通れない問題となっています。
そこで今回は認知症の問題に焦点を当てて、学術テーマの一つとしてACPとの関連を考えて中心に進めていきたいと思います。
活発な大会になりますことを期待しています。
日本地域共生ヘルスケア学会 第2回学術集会大会長 長尾 光城
学術集会内容
- 学術集会大会長講演
- 健康長寿と運動
 大会長:長尾光城(兵庫大学大学院看護学研究科 教授)
 座長:児玉 拓(兵庫大学大学院看護学研究科 教授)
   
- 講演:オンライン【Zoomミーティング】
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			 認知症ケアの「ケア」の学び 
 演者:中島 紀恵子(北海道医療大学 名誉教授)
 座長:三徳 和子(兵庫大学大学院看護学研究科 教授)
- ポスター発表
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- 講演
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			 認知症があっても住み慣れたところで住み続けるために 
 演者:西村 正二(医療法人社団 西村医院院長)
 座長:高見 千恵(兵庫大学大学院看護学研究科 教授)
- シンポジウム1
- 認知症の方のACPとスピリチュアルケアをめざして
 座長:窪寺 俊之(兵庫大学大学院看護学研究科 教授)
 小幡 紀子(元高砂市民病院 副院長看護局長)
 シンポジスト:友成 恭子(高砂市民病院緩和ケア病棟 課長)
 山本 純子(大手前大学国際看護学部 教授)
 
- シンポジウム2
- 日本とタイにおける認知症高齢者のEnd of Life Careについて考える
 座長:阿曽沼 克弘(介護老人保健施設ニューライフガラシア 施設長)
 大植 崇(兵庫大学大学院看護学研究科 准教授)
 シンポジスト:吉田 正巳(元加古川市助役 加古川認知症の人と家族 サポーターの会)
 Supatra Buatee, PhD, RN(Faculty of Nursing, Mahasarakham University)
