学術集会
日本地域共生ヘルスケア学会 第4回学術集会
~ 持続可能な地域共生ヘルスケアシステムの構築に向けて ~
日本地域共生ヘルスケア学会
第3回学術集会
~認知症のACPとスピリッチュアルケア~
テーマ『誰一人取り残さない』
会 期:2024年9月15日(日曜日)
会 場:兵庫大学17号館407教室 メイン会場(兵庫県加古川市平岡町新在家2301)
学術集会大会長:大植 崇(兵庫大学大学院看護学研究科准教授)
学術集会内容
大会長:大植崇(兵庫大学大学院看護学研究科)
座長:長尾光城(兵庫大学大学院看護学研究科)
2024年9月15日に兵庫大学で開催された日本地域共生ヘルスケア学会第4回学術集会は、盛況のうちに終了いたしました。今回のテーマは「誰一人取り残さない—持続可能な地域共生ヘルスケアシステムの構築に向けて」であり、超高齢社会が進む中での医療・福祉分野における課題に対する具体的な解決策を探るため、国内外から多くの専門家が参加しました。
演者:森山美知子(広島大学大学院医系科学研究科)
座長:小笠原知枝(兵庫大学大学院看護学研究科)
基調講演では、広島大学大学院の森山美知子教授が登壇され、地域に根ざした持続可能なヘルスケアシステムの重要性について、実際の現場での事例を交えて講演が行われました。
タイ、マレーシア、インドの医療専門家によるシンポジウムでは、それぞれの国が直面する課題とその解決策が共有され、参加者一同がアジア地域における共生型ヘルスケアの可能性について深く議論を交わしました。これらの講演やシンポジウムを通じ、アジア各国に共通する高齢化社会の問題や医療資源の不足に対して、地域社会を基盤とした医療モデルの構築が不可欠であることが再確認されました。
演者:藤井ひろみ(大手前大学国際看護学部)
座 ⻑:山本純子(大手前大学国際看護学部)
「LGBTQの自死を防ぐ」
「だれ一人取り残さないエンドオブライフケア~その人らしく生きるために~」
司会:大植由佳(兵庫大学大学院看護学研究科)
小幡紀子(兵庫大学 非常勤講師)
〈話題提供〉
窪寺俊之(兵庫大学大学院看護学研究科 非常勤講師)
白井直美(高砂市民病院 副委員長兼看護局長)
清水美代子(つなぐ手と手 副代表)
集まれ!未来を担うアジアの看護学生たち
日本、インド、タイ、マレーシアの学生国際交流
座長:西村直子(大手前大学国際看護学部)
座長:大西潤(大西メディカルクリニック)
集会の最後には、優秀な口頭発表に対して優秀賞が授与され、若手研究者の貢献が称えられました。これにより、次世代を担う研究者たちの活躍が期待されるとともに、地域共生ヘルスケアの分野でのさらなる発展に向けた第一歩が示されました。 今回の学術集会を通じて、持続可能な地域共生ヘルスケアシステムの構築に向けた具体的な取り組みや国際的な視点が数多く得られ、今後の医療や福祉の実践と研究に大きな影響を与えることが期待されます。引き続き、この重要なテーマに取り組んでまいります。